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良くも悪くも自分であるからこそ楽しい

 
 
「松本家の休日」という番組を録画して、よく繰り返し見ています。
休日に1万円の予算で関西の街をゆる~く楽しむバラエティ。
ダウンタウンの松本さん、雨上がり決死隊の宮迫さん、たむらけんじさん、さだ子が「家族」という設定で様々な場所に行くのですが、これが不思議と何回も繰り返し見たくなる番組で・・・。
かなり面白いのです。
 
 
で、回によっては4人でトークが繰り広げられるのですが、ある回のときのこと。
松本さんがさだ子に、
「お前、福山(雅治)君に生まれ変われるんやったらどうする?」
と尋ねたエピソードを話しはじめました。
 
 
さだ子。
 
 
それに対してさだ子の回答は「いやですぅ~」。
これを聞いた他の3人は「どう考えも今のお前の人生よりマシやろ!」とツッコむのですが・・・自分は「そりゃいやでしょ」と思いました。
というのも、もしそれが叶って福山さんの状態で生まれ変わって成功の人生を歩んだとしても、それは「福山さんの力」で成功しただけであって・・・。
自分の力じゃないことを考えると、何一つ面白くない気がしてならないのです。
 
 
あ、例えば「今の俺(kanimiso)の人生と福山さんの人生のどちらがいいか」と世間の人に聞いたら、100人中100人が福山さんの人生を選ぶことは分かっています(笑。
そこは否定しません。
でも、それと生まれ変わりたいかは別な問題で・・・。
だから自分としてはもしも今、神様が現れて「福山君と人生交換できるけどどうする?」と言われても100%断ります。
きれいな奥さんや可愛い子ども、社会的肩書きや莫大なお金が手に入るよりも、今の自分で1日100円とかをチマチマ稼いでいる方が楽しいから。
普通の人から見たら変ですかね?
というか、今の自分は何とか生きるだけなら困ってないからこんな考えなのかもしれません。
これが明日食べるご飯もないし住む家もないとかだったら、福山さんと人生を交換すると思います(笑。
 
 
ただねぇ・・・やはり誰かに生まれ変わってどうたらこうたらというのは考えたことがありません。
なんというか、自分より優秀な人間に生まれ変わって人生をやり直すというのは、ロールプレイングゲームで例えたら「スタートの時点でLV80になっている状態」のような気がするのです。
装備も整っていてモンスターに苦戦することもない。
その状態から「ハイどうぞ」と遊ばされるような・・・。
これだったらLV1から己の力のみでやった方が楽しいわけで。
 
 
というわけで、現実においてLV10くらいの自分ですが、今後も手持ちの能力でやれるだけやっていこうと思います。
行けない場所もあるし、やれないこともたくさんあるのでしょう。
ブサイクで女性が寄ってくることもなくお金も稼げないという現実。
しかし、それを嘆いていても始まりません。
他人からみたら惨めで悲惨な人生であったとしても、「自分」として生を受けた以上は残りの人生を全うしようと思います。

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