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勘違いのもと

 
 
調理の仕事をしていれば当然レシピも覚えます。
自分も材料さえ揃えば1人でも料理を作ることが出来るようになりました。
家庭では決して作れないような料理が。
 
 
そうすると、自分の中にこんな感情が湧きあがってきました。
「あ、これなら俺でも飲食店やれるんじゃね?」。
要は今までまったく作り方を知らなかった料理を作れるようになったために、自信を持ってしまうのです。
元々自分に自信がない俺でもこんな感情になるのですから、たぶんこれは同じような仕事をしている人ならこうなりやすいのだと思います。
「俺(私)なら出来る!」と。
 
 
が、ここで冷静に考えてみると、これが罠のような気が。
というのも、自分のような未経験者が3カ月も経てば作れるような料理というのは、元から経験を積めば誰にでも簡単に作れるようなもので・・・。
そして作れるようになったといっても、あくまでも素人レベル。
それをお金が取れる料理にしているのは、社長がこれまで築き上げた店のブランド力や社員たちの調理技術、その他もろもろのサービスをしているから。
だから仮にレシピを覚えたからといって自分で店を立ち上げたとしても、単に素人のおっさんが誰でも作れる料理を提供しているだけの店。
つまり今の店の劣化版コピー。
開店したところでいずれ潰れるだけなのだと。
 
 
と、自分は気付いたのですが、先に述べたように同じような調理の仕事をしている人の中にはそのまま「いける!」と思い込んで突っ走ってしまう方も多いのでしょうね。
レシピを覚えて作れるようになれば「商売出来る!!」と思い込んでしまう方が。
そして飲食店をオープンしたはいいが、プロの料理ではないからお客さんが来ずジリ貧になって閉店。
世の中で大量の飲食店がオープンしては3年持たずに潰れてしまう理由がまた分かった気がします、マジで(笑。
 
 
そもそも、店をやるとなれば料理を作れるだけではダメですよね。
「どこから食材を仕入れるか」や「人を雇う」といった問題も山積み。
他に掃除などの雑務もあります。
つまり、飲食店をやるということはそんなに甘いものではないということ。
ちょっと料理を作れるようになっただけで勘違いしてしまうと、いずれ地獄を見るわけですね。
 
 
と、そんなことを考えると、自分のような人間は今のまま歯車としてきっちり役目を果たしていくのが幸せなのだと思います。
社長がエンジンでその力を伝えていくみたいな。
これからますますレシピを覚えたとしても、「俺は出来る!なんて錯覚はせずにおとなしくやっていこうと思います。
ま、そもそも店をやろうとしてもお金がないので出来ませんけど(笑。



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