数ヵ月ぶりに「ダシマスター」を読みました。

このマンガ。

料理の出汁（だし）の部分に着目しているという、一風変わった料理マンガ。

料理マンガによく出てくる高級食材も出てきますが、それよりもダシの力で切り抜けていくという感じです（笑。

自分はこのストーリーと絵柄が大好きで、秋田に居た頃から単行本を買い続け６巻まで手に入れました。

そして７巻の発売を楽しみにしていたのですが・・・・・・。

その７巻の発売を楽しみにしていたのは２０１２年ごろ。

雑誌の方は一切読んでいなかったので正式な発売日は知りませんでしたが、本屋に行く度、新刊コーナーをチェックしていたのです。

しかし、なかなか発売されない７巻。

今までの刊行ペースからいくと遅いなとも思ったのですが、その頃は東日本大震災の影響で世の中がまだまだ混乱していたとき。

「たぶん震災の影響か何かで発売が遅れているのだろう」と思った自分は、それ以降は焦らずに待つことにしました。

でも２０１３年になっても７巻は発売されず・・・。

さすがに遅すぎるというかおかしいと思った自分は、ここに来てネットで検索してみました。

「ダシマスター　７巻」と。

するとこのダシマスターにおいて「あるトラブル」があったことを知り、それにより連載が終了し６巻が最後の単行本となってしまったことが分かりました・・・・・・。

まぁ、そのトラブルというのは確かに「良くない」ことで、何らかのペナルティが科されるのは仕方ないとは思います。

ただ、個人的には「連載を終了させなければいけないほどのことだろうか？」と思いました。

要はその後の対応をきちんとすれば、連載を続けることも可能だったのではないかと。

（そのトラブルの内容について調べたい方は検索してみてください。人によって捉え方は変わると思いますが）

ちなみに連載が終了された時点で７巻を出せるぐらいの原稿はすでに描かれていた模様。

だから、その気になればというか、うまくやれば７巻を発売して完結させることも出来たと思っています。

特に６巻の話が途中で終わっている事を考えると、せめてそのやりかけの話だけ終わらせるというのが、ここまで読んできた読者への誠意というか・・・。

ま、会社としての体裁などもあり、そう簡単な問題ではないのでしょうけど。

というわけで、雑誌で読んでいた方は６巻の続きを読めたわけですが、自分のように単行本で読んでいた人間は続きが読むことが叶いませんでした。

これが「描かれていなかった」とか「雑誌にも載らなかった」というのならもう少し無念さも和らぐのですが、描かれていたのにお目にかかれないというのは、原作者や漫画家の方も辛いだろうし、ファンの自分も悔しいです。

今さらながらもうちょっと何とかならなかったのかなぁと思います。

と、長々と愚痴をこぼしてしまいましたが、ダシマスター自体はとても面白いマンガ。

ちょっとした豆知識や自分でもマネ出来そうなダシの活かし方なども描かれているので、料理をする方には特にオススメです。

だから、興味のある方はどこかで見かけたら是非手に取って見て下さい。

ダシの奥深い世界を知ることが出来る素晴らしい作品です。

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