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備えることの大切さ

震災から今日で丸3年。

早いような感じもしますが、まだ3年しか経っていないのかという気にもさせられる不思議な感覚の中にいます。

 


3年前のこの日、自分は秋田県にいて仕事中でした。

毎年書いていますが、職場では見事に干されていた状態(笑。

日々、作業を繰り返すだけで光が見えず苦しんでいた矢先に起きた地震は、その後の人生に大きな影響を与えたように思います。

 

 

秋田で自分が住んでいた地域は被害が少なかったですが、それでも町全体が混乱に陥っていました。

停電になった後、陽が落ちてしまうとどこへ行っても真っ暗。

信号機も作動しない。

スーパーにいっても食料品や電池は売り切れている。

ありふれた日常が一瞬にして無くなった時間は、目を閉じれば今も鮮明に思い出せます。

あの独特の空気感はこの先も忘れることはないでしょう。

 

 

自分の場合、地震後も電気を除いて水やガスは使えていました。

そのおかげで家に少しあったカップラーメンなどで一夜を過ごせたのですが、今考えれば、もし水がとまっていたら相当おいこまれていたように思います。

だって、家にペットボトルの水なんて1本も置いてなかったですから・・・。

普段は蛇口をひねればいくらでも出る水も、災害時は別。

そんなときに備えがなければ打つ手はなく、ただ、水道の復旧を待つだけしか出来ません。

これって本当に怖いことだと思います。

 

 

今は毎年、3月11日にはそういった非常用の物が足りているかどうか確認しています。

水や懐中電灯やロウソクなど・・・。

最近はこれに「靴」を加えました。

 

 

被害に遭ったことのない方にとってはピンとこないかも知れませんが、靴ってかなり重要です。

例えば、家の中を歩くにしても蛍光灯などが割れて散乱していたら、はだしや靴下では歩けません。

スリッパなら何とかなると思いますが、軽快に歩くには不向きです。

しかし、靴ならそういうのも気にせずにドンドン歩けます。

少し想像しただけでも、その差は分かってもらえるかと思います。

 

 

で、この「靴」を保管しておく理由はもう一つ。

実は靴って簡単に代用品が作れるような物ではないからです。

普段、当たり前のように履いているから気づきにくいですが・・・。

 

 

自分の部屋で代用品を作るとなると、分厚い雑誌にヒモを括りつけて足の下に置くぐらいでしょうか。

これならガラスが散乱していても歩くことは可能ですが、ロボットみたいな動きしか出来ません(笑。

走るなんて無理で、いざというときはそれを捨てて足が血まみれになるのを覚悟してダッシュするしかなく・・・。

だから靴って非常に大事なのです。

 

 

とはいえ、貧乏人の自分には、それ専用の靴を買うことは厳しいです。

そのため、自分はお古の靴を取っておくことにしました。

もう、外では履かないと決めた靴を洗って部屋に保管しています。

これならお金もかかりませんし、災害時だけ使う分には問題はありません。

そういう靴を持っていない方は今後、古くなった靴を捨てずに保管しておくことをオススメします。

いや、ほんとにこんなものでも有ると無いでは、生死が分かれるぐらいの差があると思うので。

 

 

ここ1~2年、地震以外にも竜巻、豪雨、豪雪と災害が全国各地で起きています。

被害にあったことがある者としては、とにかく最低限「水」「電池」「ロウソク」はどの家庭でも2~3日分は保管しておくべきだと強く主張します。

普段なら簡単に買えますが、災害が起きた後にはいくらお金があっても買うのが難しくなるものなので。

 

 

昨日のニュースで、普段は深海にすむ「リュウグウノツカイ」が浅瀬に打ち上げられている映像を見ました。

それ以外にも「ダイオウイカ」がよく打ち上げられていますが、そういうのを見ると、普段は無頓着な自分でも、今後、相当な災害が起こるのではないかと危惧しています。

だってあれだけレアな生物が頻繁にですからね・・・。

何かの予兆と捉えても、決して甘くはないでしょう。

 

 

どれだけ書いても、実際に被害にあったことがなければ、その重要性は伝わらないものだと思っています。

昔の自分がそうでしたから・・・。

しかし、それでも毎年言い続けます。

いざというとき、少しでも助かる人が増えるように。


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